歯周病と全身疾患の関係性

2018年08月05日

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こんにちは！右京区山ノ内の村井歯科医院です。

今回は前回に引き続き、歯周病についておはなしします！

皆さんはお口の中の病気が全身に悪影響を与えることがあるのをご存知でしょうか。
歯周病などの疾患が悪化すると全身に様々な病気を起こします。今回は心臓との関連についてお話しします。
心臓弁膜症という病気の原因になる、感染性心内膜炎は非常に怖い病気で、実は歯周病と全身疾患を考える上でこの病気を欠かすことはできません。
適切な知識を身につけておきましょう。

心臓弁膜症という疾患は感染性心内膜炎という病気が原因となって発症します。
歯周病の細菌が血液に入り込み、感染性心内膜という心臓の内部の炎症が起こり心臓の弁にも炎症が起こってしまいます。
心臓の弁の表面に細菌が住み着き炎症が心臓の内側で続いてしまうとやがて心臓の内部に傷がつき、特に心臓の弁に細菌の住み着くイボを作ってしまうので注意が必要です。

いぼができるというのは一見簡単なものに聞こえてしまいますが、実はこのイボが原因で血管内に血栓ができてしまったり、心臓の弁が十分に動かないことがあり、このような状態が続いている時にはすぐに内科の治療を受けたり、必要に応じて手術を受ける必要があります。

心臓の病気の原因に歯周病があるというのはおそらく誰も知らないものではないでしょうか。
お口の病気が原因となって心臓の手術を受けるというのは非常に大きな負担になるはずです。
しっかりと知識を身につけ、適切な治療を受けるように心がけましょう。

村井歯科医院